ごはんに薬膳プラス +清熱 ♯春 肝 気鬱 気滞
先日は我が家で使っている大麦について書きましたが、
大麦同様に「清熱」作用のあるごはんに挑戦してみましょう。
春には肝の働きが活発になりますが、その働きがうまくいかないと、睡眠、精神、情緒が不安定になります。
《五行の関係》
木 火 土 金 水
「肝」 心 脾 肺 腎
「春」 夏 長夏 秋 冬
肝の働きの主なものとして、脾を助け消化を促進することがあげられますが、働きが阻害されると、食欲不振、疲れ、無気力などの症状が見られます。
肝はストレスを浄化する作用があるのですが、春は新しい物事が始まり、いろいろとストレスがありますよね。
肝をサポートする方法として、肝の熱を冷ます、肝の血を養うの二つがあげられます。
肝に熱があるということは、イライラしたり、悶々としたりするということです。肝の熱を冷ますために以下のような食材で「清熱」することが期待されます。
粟(アワ)、黍(キビ)、小麦(麺類含む)、大麦
コンニャクイモ
豆腐、湯葉
セロリ、白菜、水菜、ジュンサイ、茶葉、マコモ、苦瓜、胡瓜、ズッキーニ、トマト
西瓜、メロン、バナナ、りんご、キウイ、マンゴー
しじみ、かに
最も手軽にはバナナやリンゴを食べればいいんですよ。
ごはんに薬膳プラスということで、まず、先日の大麦の再掲、粟(アワ)黍(キビ)の入った雑穀米、次に、トマトご飯を紹介しますね。
大麦ごはん
「はくばく」の「ビタバァレー」です。
雑穀ご飯
またしてもはくばくですが、回し者ではないです。粟、黍のみならずいろいろ入っていていいですね。
たくさん入っているので、これにしている面があるのですが、シンプルに一味だけ加えるとよりその作用が際立ってくることもあると思います。漢方薬でも一味、二味の薬は効きめがシャープだと言われています。(たとえば、芍薬甘草湯ですが、漢方薬の頓服用の薬として代表的で、こむら返りにすぐに効きます)
最後にトマトご飯です。まるごとトマトを入れて炊くやつです。
そのままでもいいし、鶏だしや、味覇などを入れるのもお勧めです。
https://cookpad.com/recipe/4435259